上田綺世のCL初ゴールはオフサイドで幻に…レヴァークーゼンが前半怒涛の4発で快勝!ヴィルツが2ゴールの活躍
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節が19日に行われ、フェイエノールト(オランダ)とレヴァークーゼン(ドイツ)が『フェイエノールト・スタディオン(デ・カイプ)』で対戦した。 【ハイライト】上田綺世のゴールは幻に…レヴァークーゼンが4発快勝 昨季限りでアルネ・スロット監督が退任したフェイエノールトは、今季からブライアン・プリスケ監督を招へい。しかし、エールディヴィジ開幕4試合で1勝3分と勝ち点を伸ばすことができず、日本代表FW上田綺世も全試合でベンチスタートと苦しい状況にある。対するレヴァークーゼンもブンデスリーガ第2節でライプツィヒに敗戦し、国内の無敗記録がストップした。ただ、直近のホッフェンハイム戦では4得点で快勝し、CL初戦へ臨んだ。 フェイエノールトは今月2日に加入した韓国代表MFファン・インボムが初先発でデビュー。上田はベンチスタートになった。対するレヴァークーゼンは、第3節ホッフェンハイム戦からスタメン1名のみの変更。ネイサン・テラに代えてジェレミー・フリンポンが先発に名を連ねた。 試合は立ち上がりに動いた。5分、MFロベルト・アンドリッヒが高い位置でボールを奪うと、MFフロリアン・ヴィルツがドリブルで運び、ペナルティエリア手前から左足でシュート。これがゴール右隅に決まり、レヴァークーゼンが先制に成功する。 早々に失点を喫したフェイエノールトだが、デ・カイプに駆けつけたサポーターの大歓声を受けて反撃に出る。9分にはコーナーキックからゴール前の混戦を生み出し、最後はMFラミズ・ゼルキがゴールへ押し込んだ。しかし、ゼルキはオフサイドポジションで得点は認められなかった。 その後もフェイエノールトがボールを支配して積極的に攻撃を仕掛けたが、レヴァークーゼンが鋭いカウンターで仕留める。30分、FWヴィクター・ボニフェイスがフィジカルを活かしてボールをキープし、軸足でパス。フリンポンの低いクロスにファーサイドからアレハンドロ・グリマルドが飛び込み、ゴールへ押し込んだ。 そして36分には、またしてもカウンターからフリンポンが右サイドを独走し、フリーで正確なクロスを供給。ファーサイドでヴィルツがダイレクトボレーで合わせ、ゴールネットを揺らした。 さらに45分には、フリーキックをグリマルドが蹴ると、ファーサイドでDFエドモン・タプソバがゴール前へ折り返す。これをGKティモン・ヴェレンロイターが上手く処理できず、こぼれたボールはゴールラインを割った。レヴァークーゼンは前半だけで4得点を奪って折り返す。 後半に入り、61分に上田が投入された。上田は投入直後から前線で献身的に体を張ってボールをキープし、ファウルを誘発。そのフリーキックからゲルノト・トラウナーがゴール前で倒されるが、オフサイドの判定でPK獲得とはならなかった。 すると、73分に上田にチャンスが訪れる。味方のクリアを上田が落としてフェイエノールトが攻撃を展開。右サイドからアニス・ハジ ムーサが仕掛けてクロスを入れると、アントニ・ミランボがコースを変え、ボールは上田のもとへ。上田はワントラップから冷静にフィニッシュし、ゴールネットを揺らした。しかし、上田の最初のポストプレーが戻りオフサイドとなり、得点は認められず。上田のCL初ゴールは幻に終わった。 試合はこのまま4点差でレヴァークーゼンが勝利。敗れたフェイエノールトは、公式戦3試合未勝利になった。 CLリーグフェーズ第2節は現地時間10月1日から2日にかけて行われ、フェイエノールトはアウェイでジローナ(スペイン)、レヴァークーゼンはホームでミラン(イタリア)と対戦する。 【スコア】 フェイエノールト 0-4 レヴァークーゼン 【得点者】 0-1 5分 フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン) 0-2 30分 アレハンドロ・グリマルド(レヴァークーゼン) 0-3 36分 フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン) 0-4 45分 ティモン・ヴェレンロイター/OG(レヴァークーゼン)
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