オリックス育成6位・乾健斗、仮契約 祖父は元阪神・乾国雄さん「ここからやってやろうという気持ち」
オリックスは20日、育成ドラフト6位指名の霞ケ浦高(茨城)・乾健斗投手(18)と茨城県土浦市内で仮契約を結んだと発表した。支度金は300万円、年俸は240万円(金額はいずれも推定)。背番号は29日の新人選手入団発表記者会見で発表される。 乾は水戸市の出身で188センチ、88キロの右投げ右打ち。祖父の乾国雄さんは1940年代に阪神でプレーした内野手で、通算成績は136試合257打数44安打の打率1割7分1厘、2本塁打、9打点。 霞ケ浦高の先輩にあたる担当の佐野如一スカウトに「恵まれた体格から投じる角度のあるストレートはMAX144キロを計測。今後の伸びしろを大きく感じさせる大型右腕」と評される乾は球団を通じて「プロを目指してやってきたので、今日という日を迎えられてうれしく思うのと同時に、ここからやってやろうという気持ちが強くなりました。オリックスは素晴らしい投手がたくさんいらっしゃるので、先輩方に負けないように頑張っていきたいと思います。自分は高校時代から元気をモットーにやってきたので、プロの世界でもそこをしっかりと出していきたいです。将来的には、誰からも信頼される投手になって球界を代表する投手になれるように頑張ります」とコメントした。 乾は今夏の甲子園に出場し、チームは初戦の2回戦で智弁和歌山に延長11回タイブレークの末に勝ち、春夏通じて甲子園初勝利を挙げた。3回戦で滋賀学園に敗退したが、乾は滋賀学園戦で5点ビハインドの9回に登板し、1イニングを三者凡退に抑えた。
中日スポーツ