「誰にも言わないで」障害者支援施設の利用者にバス車内で性的暴行…71歳非常勤職員の「素顔と評判」
不可解なメッセージから犯行が露呈
「あの人が事件を起こすとは、とても考えられない」 不同意性交等の疑いで逮捕された本橋進(もとはし・すすむ)容疑者(71)の近隣の住人は、そう口を揃えた。 【写真】30歳以上年の離れたガールズバー店員をメッタ刺しした49歳男性「戦慄の素顔」 警視庁小金井署は10月16日、障害者支援施設を利用していた20代の女性Aさんに性的暴行を加えたとして、同施設の送迎用バスを運転していた非常勤職員の本橋容疑者を逮捕した。 「本橋容疑者は約3年前から運転手をしていました。’24年7月19日の夕方、ほかの利用者の送迎を終えてAさんと2人きりになったところで犯行に及んだとみられています。 犯行後、本橋容疑者はAさんに携帯電話で『誰にも言わないで』『自分とやりとりしたメッセージを消して』とメッセージを送っていました。メッセージに気づいたAさんの家族が9月に警察に相談したことで犯行が発覚しました」(全国紙社会部記者) 本橋容疑者の自宅は最寄りの駅からバスで15分ほどの、農園や畑が残るのどかな住宅地にある。自宅の表札の脇には「自治会長」のプレートが掲げられていた。 近隣に住む女性は事件の一報を聞いて驚きを隠せなかった。 「本橋さんは自治会長として、町内会の集まりを仕切ってくれていました。『(前の職場を)退職してから、いま送迎バスの運転手をしている』と話していて『立派な人だな』と思っていました。事件はネットのニュースで知りました。まじめでなんの問題もない方だったので、本当にびっくり。それだけです」 ◆「遺産」もあり生活には困っていなかった 本橋家はかつて地域一帯の地主だったという。長くこの地域に住む男性が、本橋容疑者の印象について語る。 「いまは建売住宅が建っていますが、もともとこのあたりは、すべて本橋家の土地だったんです。進くんの亡くなったお兄さんが土地を相続していました。このあたりでは名家で知られていますよ。ここらの農家はみんなそうですが、長男が農家を継いで、次男が農協に勤める。 進くんも定年まで農協に勤めていました。進くんだって遺産は入っただろうから、生活に困ることはなかったはず。家にいてもしょうがないと考えて運転手を始めたんですかね。少年野球にも関わっていたのか、休日に野球のユニフォームを着て自転車で走る姿をよく見かけました」 自治会の関係者も「信じられない」と繰り返した。 「会長(本橋容疑者)は非常にまじめで、最近も自治会のお祭りを会長が音頭をとってしっかりやり遂げてくれた。悪く言う人は見たことがないですね。それだけに本当にがっかりしています……」 周囲の落胆をよそに、取り調べは続けられている。 「本橋容疑者は、『わいせつなことはしていません』と容疑を否認しています。一方、女性は『(本橋容疑者から)複数回、同じようなことをされた』と供述しています」(前出・社会部記者) 「人格者」が裏の顔を持っていたのか……。警察は本橋容疑者に余罪があるとみて、捜査を進めている。
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