大正・西・浪速3区の合同企画「リバーサーカス」が盛り上がる。会場を結ぶクルーズ船も運航
大正、西、浪速区の隣接する大阪市内3区が合同で企画した水辺イベント「リバーサーカス」がこのほど開かれ、道頓堀川と尻無川で結ばれた3会場が終日にぎわった。 会場は大正区が京セラドーム大阪南側、尻無川河川広場周辺エリアで、西区が尻無川の対岸に広がる岩崎港周辺エリア。両会場は岩崎橋をわたって自由に往来できるため、参加者は会場を移動しながらイベントを満喫していた。 両岸でライブ演奏会が開かれ、屋台のおいしい匂いが漂い、スワンボートが優雅に川面を滑る。これまで大阪ではあまり見受けられなかった水辺のにぎわいの情景が出現した。 さらに岩崎港から特別クルーズ船「サーカスボート」に乗り込めば、浪速区の会場である道頓堀川左岸の湊町リバープレイスへ直行できた。
新感覚スポーツ「ウォーターダッシュ」が初登場
大正区会場では、区内の飲食店有志グループ「大正金曜スペシャル」(略称・大正金スペ)が軒を並べて出店。関係者は「大正区はイベントが少なかったが、これからは区民が中心となってイベントを盛り上げ、まちも元気にしていきたい」と意気込んでいた。 西区会場の新感覚スポーツ「ウォーターダッシュ」は、大阪のイベント初登場。水に浮かんだ風船の中に入り込む方式で、水の上でも体を動かせる。4歳の男児と体験した大正区在住の父親は「息子も喜んでいました。ボヨヨンと弾むのがおもしろいようで」。当の男児は下りてから泣きじゃくっていたが、父親によると、怖かったのではなく、「もっと遊んでいたかった。もう1回乗りたい」と訴えているとのことだった。 浪速区会場では交流都市物産展を開催。和歌山県太地町が特産品である鯨肉の缶詰などを販売し、関心を呼んでいた。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)