シナーが4年連続で16強!ジョコビッチ&アルカラスの敗退に「このスポーツが予測不可能だということ」[全米オープン]【テニス】
シナーが快勝で4年連続16強
現地8月31日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)男子シングルス3回戦が行われ、第1シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク1位)は、クリストファー・オコネル(オーストラリア/同87位)を6-1、6-4、6-2のストレートで下し、4年連続で16強入りを果たした。 【動画】シナー、世界87位を圧倒して4年連続16強 マッチハイライト 今年1月の全豪オープンでグランドスラム初優勝を果たし、6月には世界ランク1位に立った23歳のシナー。前哨戦のATPマスターズ1000シンシナティでは、今季5勝目を挙げて今大会を迎えた。6年連続6度目の全米オープンでの最高成績は2022年のベスト8となっている。 今大会1回戦でマッケンジー・マクドナルド(アメリカ/同140位)に第1セットを落としながらも第2セット以降は巻き返して3-1で、2回戦ではアレックス・ミケルセン(アメリカ/同49位)に3-0で快勝し3回戦に進んでいる。 試合を重ねるごとに調子を上げるシナー。この日の試合でも開始から5ゲームを連取して流れを掴んで6-1で第1セットを先取すると、第2セット以降も隙のないテニスでオコネルを圧倒。試合を通して22本のアンフォーストエラーに対して、46本のウィナーを奪う快勝でベスト16入りを果たした。 試合後、「このスポーツでは、あらゆることが起こりうる。一日一日を大切に過ごしている」とシナーは語り、「どの対戦相手も非常にタフな挑戦であり、コート上のすべての瞬間を楽しんでいる。 すでに何度か番狂わせもあったし、何が起こるかわからない」とも述べている。 シナーの言う番狂わせとは、2回戦で第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン/同3位)が、3回戦で第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同2位)が敗れたこと。 「このスポーツが予測不可能だということを示している。 精神的なものであれ、テニス的なものであれ、肉体的なものであれ、ちょっとでもレベルが落ちると、最後には結果に大きな影響を与えるんだ。2人が 負けた相手は、信じられないようなテニスをしていた。 そういうこともある」とどのトップ選手も敗れる可能性があるとし、自身も多くの試合をプレーできるようにするだけだと述べた。 4年連続で16強入りを果たしたシナーは、4回戦で第14シードのトミー・ポール(アメリカ/同14位)と対戦する。
Tennis Classic 編集部