1軍の“主力”になれない…?中日、出場機会に飢える選手(5)「1番」起用でブレイクか…?
2024年シーズンは、開幕ダッシュに成功した中日ドラゴンズ。現在は調子を落としているが、投手層の厚さに加え、新戦力も活躍を見せている。一方で、ライバル選手の躍進などによって、出場機会に恵まれていない選手も存在する。今回は、一軍での出場機会が限られそうな中日の選手を取り上げたい。
福永裕基
投打:右投右打 身長/体重:180cm/85kg 生年月日:1996年9月16日 経歴:天理高 - 専修大 - 日本新薬 ドラフト:2022年ドラフト7位 昨季はルーキーながら97試合に出場した福永裕基。今季はレギュラー奪取を狙うシーズンだが、開幕は二軍からのスタートとなっていた。 天理高では、3年夏の奈良県大会決勝で岡本和真(現:巨人)を擁する智弁学園高に敗れ、甲子園の土を踏めなかった。 卒業後は、専修大で主将を務めるなど中心選手として活躍。社会人野球の日本新薬を経て、2022年ドラフト7位で中日ドラゴンズに入団。同年のドラフトでは12球団最後の支配下指名選手だった。 「オールドルーキー」と呼ばれたように、プロ1年目からの活躍が求められた福永。その期待に応える、昨季は開幕スタメンに名を連ねた。 同年は97試合の出場で打率.241、2本塁打、15打点とまずまずの数字を残した。 さらに成績を伸ばしたい今季だが、主に田中幹也が二塁でのスタメンを張り、福永はファームで外野のポジションにも挑戦した。 打撃面では3割を超える打率を維持し、4月25日に一軍昇格。左翼でスタメンの機会を得るなど存在感を示しているが、ポジション争いは熾烈を極めるだけに、攻守にさらなるアピールが必須となるだろう。
ベースボールチャンネル編集部