日本維新の会・馬場伸幸代表「前原誠司氏とは、“二大政党制を目指す”という最終目標が近い」
日本維新の会の馬場伸幸代表が12月4日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。新党を結成した前原誠司氏との関係について語った。 【写真】前原誠司氏とグータッチを交わす日本維新の会・馬場伸幸代表
前原議員が「新党結成を表明」
飯田)前原誠司氏との関係性について、馬場代表は「スクラムを組んでいきたい」と会見で話していましたが、このタイミングでの新党結成をどのように受け止められましたか? 馬場)前原さんは党の運営方針について、玉木代表とは少し方向性が違うと、国民民主党の代表選挙のときにはっきりわかりました。残念ながら、前原さんは代表選挙に負けてしまいましたが、その辺りからいろいろと思い悩んでいたのではないかと思います。 飯田)前原さんはもともと「非自民・非共産で野党結集」を掲げていました。一方、維新は是々非々で行うとおっしゃっており、温度感が少し違うようにも見えるのですが、いかがでしょうか? 馬場)少し違うかも知れませんが、最終的に前原さんも二大政党制を目指しています。我々維新の会も、二大政党制にしなければ日本の政治に緊張感は出ないと考えています。いまは与党の1強体制が続いているので、これを打破するため、二大政党制に持っていく。その最終目標において近しいものはあると思います。 飯田)ゴールは同じで、山の登り方が少し違うくらいのイメージでしょうか? 馬場)おっしゃる通りです。
土俵ができ上がりつつある状況のなかで、2024年2月の京都市長選挙を一緒に戦う
ジャーナリスト・須田慎一郎)日本維新の会と前原さんとの関係で言うと、前回の参議院選挙で日本維新の会の公認候補を京都で立てたとき、前原さんとは強力な連携関係にありました。2024年2月の京都市長選挙を考えて、京都という強力な牙城をなかなか崩せない日本維新の会は、「従前から前原さんと連携し、今回の流れもその延長線上にあるのだろうか」と感じるのですが、いかがでしょうか? 馬場)おっしゃる通りで、2022年夏の参院選では協調して行いました。そこから2023年春に統一地方選挙があり、終了後は国民民主党、京都党(地域政党)、日本維新の会の3つで、トータル18名の会派を組んでいます。京都でも土俵ができ上がりつつある状況のなかで、2024年2月の京都市長選挙をまた一緒に戦うということです。