日本維新の会・馬場伸幸代表「前原誠司氏とは、“二大政党制を目指す”という最終目標が近い」
これからの京都市の方向性をみんなで考える選挙に
須田)「ここは絶対に獲るぞ」という感じですか? 馬場)絶対に勝ちたいという思いで、これから戦っていくことになると思います。 飯田)2024年2月の京都市長選には、村山祥栄氏、新人で京都府議の二之湯真士氏、元京都弁護士会副会長の福山和人氏、元官房副長官の松井孝治氏が立候補の意向を表明しています。立候補者もたくさん立つことになり、いままでのような相乗りの選挙とは様相が変わりそうですか? 馬場)そうですね。特に京都では、いままで「共産党対非共産党」という構図が続いていました。これが今回は大きく変わり、これからの京都市の方向性をみんなで考える選挙になると思います。 飯田)維新全体で見ると、和歌山も獲り、そして奈良県知事も獲った。近畿のなかでも次は京都を目指します。また、前原氏の新党には嘉田由紀子氏もいます。滋賀などにも徐々に勢力を伸ばしていく方向性でしょうか? 馬場)大阪で有言実行していることが、徐々に関西へ広がっていると思います。「大阪で行われている政治・行政を自分のところでもやって欲しい」という方が、徐々に増えつつある証明だと感じます。
馬場氏の言う「第2自民党」の意味
須田)今回の連携を考えると、馬場さんが前に言われた「うちは第2自民党でいい」という言葉には、どんな意図があったのでしょうか? 馬場)日本国民の皆さんは、革新の政府は望んでおらず、7~8割くらいが保守という方向性の政治を望んでいると思います。ただ、保守のなかでも「改革をやってくれるかどうか」というところで、いま分かれつつある状況です。ベースは自民党が行っているような保守政治であって、それにプラスして改革して欲しい。そのような保守政党同士が二大政党制になっていくという意味で、「第2自民党」という言い方をさせていただきました。