稲村氏後援会、X凍結で告訴告発 百条委員長も県警に名誉毀損訴え
兵庫県知事選で敗れた元尼崎市長の稲村和美氏の後援会は22日、選挙期間中に公式X(旧ツイッター)アカウントが何者かによる一斉の虚偽通報で2回凍結されたとして、容疑者不詳で偽計業務妨害容疑などの告訴・告発状を兵庫県警に提出した。県議会百条委員会委員長の奥谷謙一氏もインターネットで虚偽情報を投稿されたとして、名誉毀損容疑の告訴状を県警に提出、受理されたと明らかにした。 稲村氏後援会の共同世話人の津久井進弁護士は「民主主義の機能を検証するために告訴した。選挙制度の在り方が議論されることを期待する」と話した。 奥谷氏は、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏にネットで虚偽の情報を投稿されたとして、名誉毀損容疑の告訴状を県警に提出した。 斎藤元彦現知事の応援目的で知事選に立候補した立花氏に「奥谷氏は悪人であり、告発文書を作成した県元幹部が死亡した原因を隠した」などと虚偽の内容を流された結果、自身への誹謗中傷が相次ぎ、社会的名誉が損なわれたとしている。