レース史上初の8歳馬Vへ 重賞3勝の古豪が宝塚記念制覇を狙う
史上初の高齢馬Vなるか。今年で65回目を迎える宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)だが、8歳以上の馬が勝利したことは一度もない。 【写真】カラテこれまでの軌跡 グレード制が導入された84年以降に限ると、延べ22頭が出走して、09年のカンパニーの4着が最高着順。勝利はもちろん、馬券に絡んだことも一度もない。ちなみにJRAの平地GIまで範囲を広げても、8歳以上の勝利は09年の天皇賞(秋)のカンパニーなど4回しかない。 今年はカラテ(牡8、栗東・音無秀孝厩舎)が参戦する。21年の東京新聞杯、22年の新潟記念、そして昨年の新潟大賞典の覇者。今年は4戦して全て掲示板外に終わっている。あえて明るい材料を探せば、前走の鳴尾記念で1年ぶりの1桁着順となったことだろう。グランプリレースとあって強豪が相手となるが、どこまで食い下がれるか。古豪の奮闘に注目したい。 【8歳以上のJRAの平地GI制覇】 ・09年天皇賞(秋)…カンパニー ・09年マイルCS…カンパニー ・10年スプリンターズS…ウルトラファンタジー ・11年高松宮記念…キンシャサノキセキ