ティム・バートン監督、ジョニー・デップとの再タッグに意欲
鬼才ティム・バートン監督が盟友ジョニー・デップとの新たな映画制作に意欲を示した。モロッコ・マラケシュで開催中の国際映画祭でデップとの再タッグに自信を見せたと、米Deadlineが報じている。 バートン監督といえば「ビートルジューズ」の続編「ビートルジュース ビートルジュース」を手がけたばかりだが、一部の代表作については続編制作に否定的な考えを示した。 「続編を作りたくない作品がある。『シザーハンズ』は一度きりの作品として作られた。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』も同様だ。そのままにしておくべき作品があり、これらはまさにそういう作品なのだ」 一方で、デップとの再タッグについては「必ず実現するだろう」と前向きな姿勢を見せた。 「映画とは何よりもコラボレーションであり、周囲の人々とアイデアを出し合うことだ。ただし特定の俳優を使おうと考えるのではなく、プロジェクトに基づいて判断する必要がある」 デップは「シザーハンズ」以降、バートン監督とタッグを組み、「スリーピー・ホロウ」や「チャーリーとチョコレート工場」などの名作を次々と生み出してきた。二人の相性の良さは映画界でも定評がある。 現在、デップは精力的に新たな活動を展開している。自身2作目となる監督作品「Modi(原題)」がスペインのサンセバスチャン国際映画祭に出品され、ローマ映画祭では生涯功労賞を受賞。役者として「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの共演者ペネロペ・クルスと再タッグを組む新作「Day Drinker(原題)」への出演も決定。さらに1月からは、アダム・ドライバー、ジェフ・ブリッジス、ジェイソン・モモアと共演する「The Carnival at the End of Days(原題)」の撮影が始まる予定だ。