天然能登寒ぶりの最高級ブランド『煌』初競りで200万円 スーパー「どんたく」が競り落とし刺身で販売へ
石川テレビ
今年も高値で競り落とされました。天然能登寒ぶりの最高級ブランド「煌(きらめき)」。今年は七尾市で水揚げされた1匹が認定され、初競りで200万円の値が付けられました。 午前3時半すぎの宇出津(うしつ)漁港。定置網で獲られたブリが続々と水揚げされます。漁師たちの注目の的は…「14キロか?15キロか?14以上が煌だからこっちでもいいんかなと思うよ」天然能登寒ぶりの最高級ブランド「煌(きらめき)」を決めるイベント「鰤ー1グランプリ」にエントリーするブリです。 「煌」に選ばれるには重さ14キロを超え、傷がなく胴回りが十分にあるなど厳しい条件をクリアしなければなりません。 Q宇出津から出ますかね? 漁師:「うーん出てほしいけどね。この時期にこれ獲れないとこの町の活性化にはならないからこれで元気になるような感じで漁師も頑張っている。」 リポート: 「かなざわ総合市場には能登の港から届いた寒ブリが出そろいましたいよいよこれからシーズン最初の煌を決める初競りが行われます」 「鰤ーグランプリ」には珠洲市や七尾市など能登の11の網元から届いた11本のブリがエントリー。審査の結果、七尾市の佐々波鰤網(さざなみぶりあみ)が水揚げした重さ16.2キロのブリが「煌」に認定され、県内でスーパーを展開する「どんたく」が200万円で競り落としました。 どんたく 山口宗大社長: 「震災があって豪雨災害があって能登は悲惨な状況になりましたけどなんとか元気をお届けしたいという思いで(競り落とすのは)3年連続ではありますけど今年は嬉しいというよりもホッとしたそんな気持ちです」 佐々波鰤網 吉野宰さん: 「きょうこれを選別して持ってくるのに非常に苦労したところはあるんですけど、嬉しいと言うしかないです」 200万円で競り落とされた煌。さっそく野々市市内の「どんたく」でお披露目されました。 客: 「大きかったですねおいしそうで食べたかったですでもきょう食べられないので」 どんたく野々市中央公園店 濱田英資店長: 「今年、今のところブリがすごい豊漁で例年に比べれば買いやすい値段で提供出来そうなのでぜひ能登の寒ぶりを味わって欲しいなと思っています。」 200万円の煌は3日、「どんたく」の「野々市中央公園店」、七尾市の「アスティ店」の2店舗で刺身にして販売されます。
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