【弥生賞】勢いと順調度を重視 東大HCの本命は2戦2勝のトロヴァトーレ
クラシックへの重要な前哨戦
今週日曜日、中山競馬場でGⅡ・弥生賞が行われる。ホープフルS2着シンエンペラー、4着アドミラルシップ、6着シリウスコルトに加え、2戦2勝馬のダノンエアズロック、トロヴァトーレ、ファビュラススターなどが出走を予定している。 【弥生賞2024 推奨馬】前走タイムは世代屈指の好タイム、複勝率50%データにも該当! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) 皐月賞と同じ舞台で行われ、クラシック戦線への一大登竜門として久しく親しまれているレース。昨年もタスティエーラがここを優勝したのち、皐月賞2着を経てダービーを勝った。過去のデータを参考に馬券戦略を検討する。
前走1着馬を重視
<弥生賞 前走着順別成績> 1着【7-7-1-35】勝率14.0%/連対率28.0%/複勝率30.0% 2~3着【0-2-5-16】勝率0.0%/連対率8.7%/複勝率30.4% 4~5着【3-0-3-6】勝率25.0%/連対率25.0%/複勝率50.0% 6着以下【0-1-1-22】勝率0.0%/連対率4.2%/複勝率8.3% 弥生賞は順調に勝ち上がってきた馬が引き続き好成績を残すレース。過去10年で前走1着馬が7勝2着7回。前走1勝クラス勝ち馬が【2-2-0-9】複勝率30.8%という数字で、1着の2頭はいずれも中山芝2000mで行われた1勝クラスを勝っていた。今回該当するトロヴァトーレ、ファビュラススターの2頭には注目したい。なお前走OP勝ちは【2-0-0-2】だが、2勝は若駒S組で、アイビーS組は出走歴がない。また新馬、未勝利勝ちは【0-1-0-17】。初勝利を挙げたばかりの馬が通用するケースはさすがに少ない。 続いて前走2~3着馬について。こちらは勝ちがないが、前走ホープフルS組(GⅠ昇格後)は【0-2-1-2】複勝率60.0%と相手には押さえたい成績。ただし複勝回収率は74%と、妙味はそれほど望めない。また、前走が中山以外のレースだと【0-0-3-8】で3着が精いっぱいだ。 最後に前走4~5着馬について。前走重賞組が【3-0-3-2】で複勝率75.0%、単勝回収率は765%。昨年のタスティエーラもこのパターンで、共同通信杯4着から弥生賞を勝った。今年はニシノフィアンスが京成杯5着(0秒3差)で該当する。