坂上忍ボートレースに「1日で1億近く」つぎ込んだ過去も 五輪メダリストの「金欠」にバッサリ
俳優坂上忍(57)が、22日放送のカンテレ「マルコポロリ!」(日曜午後1時59分=関西ローカル)に出演。毎年末恒例の「年末恒例!東野×坂上お悩み相談SP」で、同い年の番組MC東野幸治(57)と、ゲストの「お悩み相談」に答え、自身のギャンブルをめぐる苦い思い出に触れた。 【写真】「金欠」に悩む五輪メダリスト 今年のゲストには芸人のほか、東京オリンピック(五輪)卓球混合ダブルスの金メダリスト水谷隼もゲスト出演。水谷から株、不動産、投資で「負け続けている」と相談を受けた。 水谷は「7年前、ロシアリーグにいたころから興味本位で始め、ずっと負けてます。(総額は)都内で家買えるぐらい(の損失)」と告白。「今まで損した分、取り返さなきゃいけない」との思いから辞められないと口にした。 これに、坂上が「投資家の発想じゃない」とバッサリ。「平和島競艇場で、外れ舟券拾ってるおっさんの発想なのよ。『オレはこの平和島の水上に貯金してんだ』って言うおっさんいるんだから」と指摘した。 坂上といえば、大のボートレース好きで知られ、東野も「一昨年に買った額、聞いた時、引くくらい。『忍買い』って呼んでる」。坂上がつぎ込む額は想像を絶していると暴露した。 東野によると「オッズ見てて、残り3分になったら急にオッズが変わる。それで『競艇場に坂上忍来てるな』ってなるくらい、金額が変わんねん」と言う。 そんな坂上からすれば、水谷の悩みは「僕みたいにボートにはまってる人から見たら、一度地獄にはまってみないとわからない。底はまだある」と甘い様子。 坂上自身は「1日で1億近く負けたことも」あり、自身を「生きてちゃいけない人間だ」と思うほど、のめり込んだ時期もあった。 「昔、金なくなって、友達に『オレのベンツ、今買ってくれないか』って電話かけて…」 乗ってきた車さえ、金銭にかえて、レースにつぎ込みたい-。さすがに「これ、生きてちゃいけない、おれ」と思ったといい、水谷に向かい「笑ってるうちなんて、なんにも分かってねえんだよ」と切り捨てた。 坂上の話に、水谷が「僕、そこまでいってないから、正常な判断できてるんですかね」と返すと、坂上は「いや、『正常な判断ができてる』と思ってるから、負け続ける。お金のありがたみが分かってないから。ほんとにカミサンと子供に捨てられるぐらいのとこまでいかないとダメなんだよ。だから中途半端なことずっとやるわけ。1回捨てられてみなよ」。五輪メダリストの相談に、自身を反面教師としての見つめ直しを求めていた。