【平泉成】初の映画賞を受賞「夢のようなことがおきました」Aぇ!group・佐野晶哉もお祝いに駆けつける「80歳にして夢が叶うこんな素敵な仕事ない」
16日、俳優の平泉成さん(80)が『第49回報知映画賞』で特別賞を受賞し、共演者の「Aぇ!group」の佐野晶哉さん(22)がお祝いに駆け付けました。 【写真を見る】【平泉成】初の映画賞を受賞「夢のようなことがおきました」Aぇ!group・佐野晶哉もお祝いに駆けつける「80歳にして夢が叶うこんな素敵な仕事ない」 平泉さんは、映画「明日を綴る写真館」の演技と長年の映画界への貢献で特別賞を受賞。共演した佐野さんが応援に駆け付け、”この度は本当に受賞おめでとうございます”と笑顔を見せ、”撮影中に成さんが「俳優人生60年こんなに長く芝居を続けてたら、こんなに嬉しいことがあるんや。80歳にして夢が叶うこんな素敵な仕事ないぞ」って、57個下の僕に車で熱く語ってくれたことを凄く鮮明に覚えています”と、平泉さんとの撮影期間を回顧しました。 佐野さんは、続けて”撮影が終わってからも成さんがワインを飲みながら、「ずっとスクリーンの端っこで脇役で生きてきた俺が、今回は、ど真ん中で誰よりも長く映っていて、誰よりも長く僕のことを見てくれる時間があって、こんな映画が沢山の人が見に来てくれるのかな?沢山の人が愛してくれるのかな?」って、不安そうな言葉をワインを飲みながら自信満々な顔で語っていました”と、会場を笑わせながら明かし、”成さんの俳優人生に、とっても大切な作品。もちろん僕にとっても大好きで大切な作品です。是非皆さん見てください。本当におめでとうございます”と、声を掛けました。 特別賞の受賞に平泉さんは、”長いことやってきましたけど、このような賞をいただくのが今回が初めてです”と明かし、”「土のついた根菜のような役者になりたい」と思ってずっとやってきました。自分はピカピカ光ることは似合わないだろう。土がついている方が長持ちすると60年やってきました。長く続けるということはいいこともあるもんですね”と、しみじみ。 そして、”映画の主役やらないかって監督が私に声をかけてくださいました。主人公のカメラマンがいろんな方に出会う普通のお話なんですけど、映画を見ていると胸がいっぱいになって温かい気持ちになる名作なりました。本当に嬉しかったです。私を指名してくださった監督、スタッフの皆さん、そして佐野晶哉くん、共演者の皆さん、忘れてはいけないウチのかみさん。本当に長いことありがとう。やっとこんな夢のようなことがおきました。いただけないと思っていた映画賞を今回いただけました。本当に嬉しいです”と感謝を伝え、”私はまだ80歳です。やり残したことが沢山あります。これからもしっかり頑張っていきます”と、意気込みました。 平泉さんが特別賞を受賞した映画「明日を綴る写真館」は、さびれた写真館を営む無口なカメラマン鮫島(平泉)の写真に心奪われた気鋭のカメラマン・太一(佐野)が、華々しいキャリアを捨て、彼に弟子入りする。年の差58歳の素直になれない2人が紡ぐ、美しく優しい感動作です。 【担当:芸能情報ステーション】
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