名所の紅葉を男2人マイペース撮影 見ごろの「長野・白駒の池」
途中、N君の10年選手の標準ズームレンズがご臨終するというトラブルが発生。望遠レンズだけになってしまったが、「望遠の目になって、それに集中して撮ればかえっていい写真が撮れるかもよ」とアドバイス。その時々の機材に自分の「目」を合わせる、というのも写真家に必要な心構えだと思うのだ。
約200カットの中から僕が選んだN君の最高傑作は、こちらのボートと水面の写真だ。余韻のある詩情に富んだ空気感に引き込まれる。僕の方はというと、極寒の冬の足音に覚悟を決めつつ(僕もN君も、この地域でこの冬を越す)、茶色く枯れたもみじの葉で今日の撮影を締めくくった。