バンクシー美術館、マンハッタンにオープン ストリートアートを「再現」
「正体不明」のストリートアーティスト、バンクシーの美術館が5月15日、米ニューヨークのローワー・マンハッタンに開設された。戦争と平和、経済的不平等、テロリズムなどおなじみのテーマの作品が並ぶ。オリジナルの大半は破壊されるなどで現存せず、常設展示されているのは全作品160点以上の複製画。美術館の責任者らは、バンクシーと直接接触したことはないものの、本人はこのような「再創造」を評価しているはずだと語った。 バンクシーの美術館がNYにオープン。常設展示は160点以上でバンクシーの全作品の複製画が展示されているという。 戦争と平和、経済的不平等などおなじみのテーマの絵が並ぶ。 美術館の責任者ウィリアム・ミード氏 「世界最大の展示だ。 バンクシー作品の複製画が160点以上あり、彼がこれまで描いた全作品を見ることができる、世界で唯一の場所だ。 ここにある作品の大半は汚されて破壊されたか、建物のために破壊されたか、紛争地域で制作されたものだ。 2013年に制作された30点のうち、NYに現存するのは1点だけだ」 ミード氏らは取材で、バンクシーと直接接触したことはないと説明するが、オリジナルの作品のほとんどが撤去されていることを考えると、本人はこのような「再創造」を評価しているはずだという。 入場料は21―30ドル。5歳以下は無料。 (ナレーションなし)