小林製薬「紅麹サプリ」摂取で緊急入院した40代女性 診断は“ファンコニー症候群“ 健康のため毎日欠かさず飲んだ末…
診断は「ファンコニー症候群」。腎臓の尿細管から必要な栄養分などを吸収できなくなる病気で、日本腎臓学会の調査でも、小林製薬のサプリを飲んで健康被害を訴えた人の大半が、同じ診断を受けています。 ■尿細管が…言ってみれば「“焼野原”の状態」 女性の腎臓の組織を染色した画像を見ると。 (医師) 「赤く見えているのが尿細管。青く見えているのが線維化を起こしている。言ってみれば“焼野原”の状態」 尿細管が青く染まり、広くダメージを受けていることが分かります。女性は緊急入院し、サプリの服用もやめて症状は改善に向かっているといいます。 (大石アンカーマン) 「先生は、この問題の健康被害は何が原因だと思っていますか」 (名古屋市立大学病院 濱野高行医師) 「疑わしい薬剤を止めると改善したということになれば、それである程度、因果関係を推定することができる。この薬剤が原因というふうに考えざるをえない」 ■医療費は20万円近く…小林製薬には「誠意のある対応をしてほしい」 今後も通院は続き、女性は不安をぬぐえません。 (女性) 「もう少し考えてサプリを飲めばよかったなって」 これまでにかかった医療費は20万円近く。小林製薬は診断書を送るよう連絡してきましたが、医療費の負担についてはまだ何も決まっていないと言います。 (女性) 「腎臓って、一回ダメージを受けると治療しても元に戻らないみたいなんですね。誠意のある対応をしてほしい」
CBCテレビ
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