キーウに若手記者交流の場 侵攻取材、日本が運営支援
【キーウ共同】ウクライナ首都キーウ(キエフ)中心部で12日までに、日本が運営を支援するウクライナ人ジャーナリストらの交流拠点「KYIV MEDIA HUB(キーウ メディア ハブ)」が開設された。大手メディアに属さない若手やキーウに拠点を持たない地方のジャーナリストに、ロシアのウクライナ侵攻に関する情報交換の場を設け、取材活動を支える。 紛争地域のジャーナリストを支援するドイツの非政府組織(NGO)「MiCT」が運営し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)や日本政府が出資する。登録をすれば24時間出入りができ、市民団体や国外メディア関係者も利用可能だ。 7日に行われた開設式に参加したオンラインメディアの記者アンナ・オフチャレンコさん(29)は「専門性や取材エリアが異なる人が連携すれば、より良い報道ができる」と期待を語った。 企業が所有する建物の1階を間借りした。電力施設を狙ったロシアの攻撃の影響で市内では計画停電が常態化しているが、停電時には発電機を使用できる。近くには地下シェルターもある。