17日に開業100周年を迎えるJR宇部線の阿知須駅。駅前ロータリーには祝いの横断幕が掲出されている＝山口市阿知須

　山口市阿知須のJR宇部線阿知須駅の開業100周年を記念して、地元の阿知須地域づくり協議会が記念のポストカードを作った。開業記念日の17日から、窓口で切符を購入した人に配布を始める。 　阿知須駅は1924（大正13）年8月17日に、宇部鉄道の延伸開通に伴い本阿知須駅として開業した。開業時には現在の山陽線由良駅が阿知須駅だったため本阿知須駅となった。25年3月26日に本阿知須駅から小郡（現新山口）駅まで延伸され、現在の宇部線が全線開通した。50（昭和25）年6月1日に当時の阿知須駅が本由良駅に、本阿知須駅が阿知須駅に改称した。 　現在の阿知須駅の駅舎は78年4月に建て替えられた。山口きらら博記念公園の最寄り駅で、大規模なイベントがある際は多くの利用客でにぎわう。協議会は100周年を祝う横断幕を9月30日まで駅前ロータリーに掲出する。 　協議会によると、ポストカードは500枚を用意。デザインは17日まで非公開で、当日受け取ってからのお楽しみという。17日以降に駅窓口の営業時間内に購入した入場券、乗車券、定期券、特急券、指定席券を対象に、切符1枚につきポストカード1枚を配る。支払いは現金のみで、クレジットカードや交通系ICカードなどは利用できない。配布開始日以前に購入した切符や他駅、自動券売機で購入した切符は対象外。 　窓口の営業時間は、平日午前8時半から午後4時半まで、土日、祝日は午前9時半から午後3時半まで。いずれも午前11時から午後1時までは休止。ポストカードがなくなり次第終了する。問い合わせは同協議会（電話0836・65・4127）へ。