建設業の労働災害防止へ監督指導 栃木労働局・宇都宮労基署合同で 宇都宮
とちぎテレビ
建設業の労働災害を未然に防ごうと9日、栃木労働局などによる工事現場への監督指導が宇都宮市内で行われました。 監督指導が行われたのは、スーパーの建設が進められている宇都宮市の工事現場です。 年末に一斉に監督を行う期間に合わせて、栃木労働局の川口秀人局長と宇都宮労働基準監督署の野澤卓也署長が合同で実施しました。 通常、建設工事現場への監督指導は公開されませんが、労働災害防止について広く知ってもらおうと、特別に公開されたものです。 栃木労働局の川口局長が「年末年始は労働災害の発生件数が増えてしまうようなことが懸念されます。いっそう安全対策の取り組みが重要」とあいさつした後、施工企業から工事の概況が説明され、担当者の案内で現場を見て回りました。 栃木労働局によりますと、県内の建設業ではことし1月から10月末までに4日以上の休業となる労働災害は152人発生し、去年の同じ時期と比べて7人減っていますが、8日までに去年と同じ2人が死亡しています。中でも墜落・転落による死亡災害が最も多く、栃木労働局では事故防止を呼び掛けています。
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