週明けは広い範囲で雨 多雪地はなだれに注意 週の中ごろから強い寒波 日本海側は大雪のおそれ 全国的に寒さ厳しく
週明けは低気圧の影響で、広い範囲で雨となり、北日本でも雨に変わる所がある見込み。積雪の多い地域は、なだれや落雪に注意が必要だ。この雨のあとは、上空に強い寒気が流れ込んでくる。週の中ごろから日本海側は広い範囲で雪となり、金曜日ごろにかけて大雪となるおそれがある。太平洋側にも雪雲の流れ込む所がありそうだ。木曜日から金曜日にかけては風も強まって荒れた天気となる見込み。晴れ間の出る所も寒さが厳しくなりそうだ。
6日(月)は広く雨 なだれに注意 太平洋側は本降りの所も
きょう（日）は、冬型の気圧配置が緩んでいるものの、朝は東京都心でも－0.2℃まで下がるなど、今シーズン一番の冷え込みとなった所が多くなった。日本海側の雪はいったんおさまってきているが、日中も空気の冷たい所が多くなっている。その中、那覇では平年より11日早く、さくら（ヒカンザクラ）開花の発表があった。
あす6日（月）は、日本海から北日本付近を通過する低気圧と、本州の南を進むふたつの低気圧の影響で、西から天気が下り坂となる。山沿いや北海道を中心に湿った雪となるが、雨の所が多くなりそうだ。日本海側ではすでに平年を上回る大雪となっている所がある。積雪の多い地域は、なだれや屋根からの落雪、雪解けによる災害に注意が必要だ。夕方以降は東海や関東を中心に、本降りの雨となる所もある見込み。最高気温は東京で10℃、名古屋で7℃など、冷たい雨となり、雨が強まるとさらに寒くなりそうだ。暖かい服装を心がけたい。
週中ごろから強い寒波 日本海側は大雪や大荒れのおそれ
この雨のあとは上空に強い寒気が流れ込んでくる。火曜日の夜には日本海側では広い範囲で雪となり、西日本でも雪が降る見込み。水曜日にかけては、九州南部や四国など、西日本の太平洋側にも雪雲の流れ込む所がありそうだ。北陸や北日本も大雪のおそれがある。木曜日から金曜日にかけては冬型の気圧配置が強まり、風も強まって荒れた天気となりそうだ。
寒さ厳しく 都心も氷が張る冷え込みに
全国的に寒さも厳しくなり、週の中ごろから西日本では最高気温が10℃に届かず、木曜日は松江で3℃など、朝からほとんど上がらない見込み。名古屋や大阪も雲が広がりやすく、7℃前後と、冷たい北風でさらに寒くなりそうだ。週の後半は東京都心でも朝は0℃まで下がり、各地で冷え込みが強まる予想。水道管の凍結などにも注意が必要だ。週の後半にかけて気温の変化が大きくなるため、体調を崩さないように気をつけたい。 （気象予報士・及川藍）
