【RIZIN】堀口恭司、神龍誠戦のアイポークは“目突き”ではなかった「はっきり言いますけど、俺、手は握ってましたからね」
2023年12月27日、RIZIN公式YouTubeチャンネルが『【密着】Preparation 堀口恭司』を公開。 【写真】本誌個別インタビューにも応じた堀口恭司 2023年7月30日に「初代Bellatorフライ級王座決定戦」(5分5R)として、神龍誠(神龍ワールドジム)と対戦した堀口恭司(アメリカントップチーム)が、1R 25秒「偶発的なアイポーク」としてノーコンテストとなった瞬間を「手は握っていた」と証言した。 Bellatorが採用するユニファイドルールでは「目潰し」が反則とされており、2017年に「広げた指を相手の顔や目に向ける」行為が新たに反則リストに追加されている。 堀口は、「アイポーク(目突き)」とされた瞬間について、「はっきり言いますけど、手は──俺、握ってましたからね。(目に)こう当たった感じですから。その前はこうなって(指が伸びて)ましたけど、左手で(神龍の右手を)さばいてこう(右ストレートを)行こうと思っていた。でも相手がそれに合わせて出てきたから、“あっ、ヤベ”と思って咄嗟にこう握って、ここらへん(第二関節)がここ(目の付近)にボンと当たって」と振り返り、「分かんない。これアイポークって言うのかどうか。ギリギリこう(握った)なんで。こう(目突き)ではない。まあ、目に入ったことは入ったんでしょうがないなと思って自分も止めた」と、少なくとも最終局面で指は広げていなかったことを明かしている。 アイポークを主張した神龍に、ドクターチェックが入り、神龍が「見えない」状況のため続行不可能として、試合はノーコンテストになっている。 その結果について、堀口は、「本音と建前なんで、建前で言うと、アイポークした自分が悪い。でも格闘技家として本音を言うならば、“お前、目開いてただろ、その場で。(ドクターチェックのときにドクターの指を追って)こうやってたじゃん”って言うのが本音ですね。“何なの、それ”と。“それで『お前、殺してやる』とか言ってんの?”っていうのはありますね」と、左手の打突で右目は腫れたものの、ドクターチェックで目は開くことが出来ていたと本音を語り、その上での神龍の再戦に向けての言葉に、怒りを表した。 試合後の会見で言った通り、自身だったら「試合続行? 当たり前じゃないですか。何百人、何千人、観に来ていると思ってんですか」と試合を続行していたと語る堀口は、会見での神龍の「堀口選手の時代は終わっている」等の挑発に、23歳のプロスペクトの見方に変化が生じているようだ。 「たぶん、あの子、本心なのかもしんない。最初は作って言ってんのかな、と思ったんですよ。でもよくよく聞いてたら、コイツ本当に性格が悪いやつで、本当に(本心で)こう言ってんだろうなって思ってきちゃったんスよ」と苦笑も、その目は笑わず。 大晦日の再戦は、RIZINのフライ級のタイトルマッチに変わり、RIZINルールでリング、5分3Rの試合形式となるが、「(フィニュシュは)何でも出来るんで、その場面で決めようかなと。流れで」と言いつつ、「マジにブッ飛ばしてやろうと思って」と、神龍を殴り倒すことを予告した。 来日した堀口に密着した『Preparation』では、米国フロリダでの生活、さらに榊原信行CEOとの対談、そして本誌『ゴング格闘技』2019年7月号以来となる朝倉未来との邂逅の模様などが収録されている。
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