和歌山県有田川町の農家が移住希望者向けに大阪市でトークイベント
和歌山県中部の有田川町で農業に関わりたい人や、都市圏からの移住を考えている人を対象にしたトークイベントが、10月5日に大阪市内で行われました。 これは、有田川町で地域活性化事業に取り組んでいる一般社団法人「しろにし」が主催しているもので、今回で3回目となります。 トークイベントでは、県外から有田川町に移住し、みかん農家「中野農園」を営む夫婦や、30歳で貯金・自己資金ゼロから山椒農家を始めた篠畑雄介さんなど、町内で働く8人のゲストを招き、有田川町での就農の魅力や農業の始め方、農業を通して達成したい目標などを話しました。 神奈川県から参加していた貝津杏奈さんは「大学の頃に栄養系の学科で学んでいたので、食の根源である第一次産業、生産部分である農業に興味を持ちました。みかんは何十年とかけて栽培される点に奥の深さを感じます。大学生の時に愛媛でみかん農家の体験を行ったので、和歌山にも関心がありました」と話していました。 イベントにはおよそ15人が参加し、有田みかんのジュース、有田川町のクラフトビールや地酒、それに、芭蕉の葉で鯖寿司を包んだ郷土料理の芭蕉寿司がふるまわれました。 参加者からは、女性でもみかん農家を始められるか、農業を始めるにあたって地域の人たちとの繋がりの持ち方など、質問が多く寄せられていました。