ウーピー・ゴールドバーグ『天使にラブ・ソングを…』修道院長役マギー・スミスさん追悼
映画『ハリー・ポッター』シリーズのミネルバ・マクゴナガル先生役などで知られた俳優、マギー・スミスさんが、現地時間27日に89歳で亡くなったことを受けて、『天使にラブ・ソングを…』でマギーさんと共演したウーピー・ゴールドバーグが、Instagramに追悼コメントを寄せた。 【画像『天使にラブ・ソングを…』のマギー・スミスさん 『天使にラブ・ソングを…』(1992)は、殺人事件を目撃して、修道院でかくまわれることになったクラブ歌手のデロリス/シスター・クラレンス(ウーピー)が、聖歌を見事なパフォーマンスにアレンジし、音楽を通じてお堅いシスターたちと友情を育んでいくコメディー。マギーさんは、厳格ながら愛情深くシスターたちを見守る修道院長を演じた。
Instagramでウーピーは「マギー・スミスは素晴らしい女性にして、卓越した女優でした。彼女のような存在と共演する幸運に恵まれたことが、いまだに信じられません。ご家族の皆さんに心からお悔やみ申し上げます。安らかにお眠りください」と追悼のメッセージを投稿している。
1934年生まれでイギリス出身のマギーさんは、米アカデミー賞において『ミス・ブロディの青春』(1968)と『カリフォルニア・スイート』(1978)で助演女優賞を2度受賞。英国アカデミー賞(BAFTA)の常連にして、イギリス王室から「デイム」の称号も与えられた大女優として知られた。
27日、マギーさんの息子であるトビー・スティーヴンスとクリス・ラーキンは、英国BBCに寄せた声明で「大変悲しいお知らせですが、私たちは、デイム・マギー・スミスの死をお伝えしなければなりません」と明かし「彼女は、9月27日金曜日の朝早く、病院で安らかに息を引き取りました。とても孤独を愛する人でしたが、最期は友人や家族に囲まれていました。2人の息子と5人の愛する孫たちを遺し、皆が、この非凡な才能に満ちた母と祖母の死に、深い悲しみに包まれています」と報告していた。(西村重人)