実は9人に1人が発症する「パパの産後うつ」。その予防策とは?
そこには、父親も子育て支援の対象であることが明記されました。 ■父親も「子育て支援」を受けよう 子育て支援といえば、母親だけということではなく、父親も子育ての支援を受けても良いのです。地域の子育て支援施設の利用はもちろんのこと、行政の窓口の利活用や保健師への相談など、地域には支援を受けることができる場所や窓口が多くあります。他にも、子どもの通う園で先生へ相談することもできますし、子育て中の父親同士の育児情報の交換もできます。子育てを通し、たくさんのつながりを得ることで子育てがもっとやりやすくなるはずです。
ファザーリング・ジャパンでも会員同士、子育ての話で情報交換する場や子育てのコミュニティを持っています。ぜひ、地域でそんなコミュニティを探してみてください。 働く、子育てする、ということだけでも大変なのに、働きながら子育てすることは更に難しく感じることもあるかもしれません。また、子育て世帯と一口にいっても、夫婦それぞれの就労状況や勤務形態、祖父母や親族によるサポートの有無、夫婦それぞれの仕事と子育てに対する価値観などによって、「家族のカタチ」はそれぞれ違います。
ほかの家庭と比べたり、「現状は変えられない」と考えず、夫婦それぞれの仕事の繁忙状況、夫婦の健康状態、子どもの心身の状態等をその時々で考慮し、夫婦とも柔軟に「変え続ける」覚悟をもつことです。夫婦で、仕事や子育ての状況を共有したり、価値観について対話をしながら、我が家ならではの「家族のカタチ」を作り上げ、変え続けていくことが大切です。 ■子育ては期間限定 子どもはあっという間に大きくなっていきます。子育てをしていると、自分自身の子どもの頃の大切な思い出と結びついて温かい気持ちになったり、子どもがいなければ決して経験できなかったような経験ができたり、出会うこともなかったであろう人と出会うことができます。そういった機会は人生をより豊かにしてくれると言っても過言ではないのではないでしょうか。また何より、かけがえのない子どもの成長を見逃してしまうのはとてももったいないことです。