元世界1位マレー、現役最後の大会となるパリ五輪のシングルス出場を辞退。専念する男子ダブルス1回戦で錦織圭/ダニエル太郎と対戦【テニス】
マレー、現役最後の大会となるパリ五輪のシングルスを欠場
7月27日にスタートするパリ五輪のテニス競技。今大会を最後に現役引退としている元世界ランク1位のアンディ・マレー(イギリス/世界ランク121位)は、シングルスの出場を辞退。ダブルス種目に専念するとした。 【画像】マレーがシングルスを出場辞退しダブルスに専念するとLTAが発表 3度のグランドスラム制覇を含む、ツアー通算46度の優勝を誇る37歳のマレー。2012年のロンドン大会決勝ではロジャー・フェデラー(スイス)を撃破し、イギリス人選手としては104年ぶりの金メダルを獲得。さらに、2016年のリオデジャネイロ大会では準決勝で錦織圭(ユニクロ)を、決勝でファン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)を破って、シングルスでは史上初のオリンピック連覇を成し遂げた。 イギリス代表として5度目の出場を果たすこととなる今大会直前となった23日には、「最後の大会となるオリンピックのためにパリに到着した」と、同大会が現役最後のものになると発表。「イギリス代表として出場することは、僕のキャリアの中で最も思い出深い数週間であり、最後にもう一度出場できることを誇りに思う」とした。 だが、今回ばかりは怪我に阻まれた。6月の大会で負傷したマレーは、背中の手術を受け、その後のウィンブルドンでもシングルスを戦うことはできなかった。そのため、ダニエル・エバンズとペアを組んで出場する男子ダブルスに集中。「ダン(エバンズ)とのダブルスに集中するため、シングルスを棄権する決断をした。練習では素晴らしいし、2人で良いプレーができている。スタートするのが楽しみだし、イギリス代表としてプレーするのが楽しみ」と通算4個目のメダル獲得を目指す。 また、現地25日に行われたドロー抽選会で、マレー/エバンズは男子ダブルス1回戦で錦織圭(ユニクロ)/ダニエル太郎(エイブル)と対戦することが決まった。
Tennis Classic 編集部