大活躍中! なでしこジャパン、クラブで絶好調な選手6人。良い状態でスペイン遠征に臨むのは?
DF:清水梨紗(しみず・りさ) 生年月日:1996年6月15日(27歳) 所属クラブ:ウェストハム(イングランド) 今季リーグ成績:22試合1得点0アシスト なでしこジャパン不動の右サイドバックである清水梨紗は所属するウェストハム・ユナイテッドにおいて欠かせない選手だ。160cmと決して大きくはないが、自慢の運動量で攻守に躍動。攻撃センス抜群のSBである。 清水は日テレ・東京ヴェルディベレーザの下部組織であるメニーナ出身で、2013年にトップチームへ昇格。なでしこリーグでは2017年から4年連続で、WEリーグ初年度でもベストイレブンに選出されている。日本女子サッカー界最高のサイドバックは2022年8月にイングランドへ渡った。 ウェストハムでも1年目からレギュラーに定着。残留争いの中で、チームを引っ張っているのは清水だ。今季は22試合に出場して1得点を記録し、1部残留に貢献。右サイドバックが主戦場である清水だが、今季のウェストハムではチームメイトであるなでしこジャパンMF林穂之香とボランチを組む試合もあった。3バックの時にはウィングバックのみならず、CBの右でプレーすることも。イングランドに渡ってユーティリティな選手にもなった。 清水の特徴は底なしのスタミナだ。90分間、何度も上下動を繰り返し、試合終盤でも攻撃参加をやめない。メニーナに加入当初はフォワードだったということもあり、攻撃センスは抜群。右サイドからのクロスは日本の武器にもなっている。また、2023年の女子W杯のノルウェー女子代表戦の時のように前線まで走って自らゴールを奪うこともできる。現在のなでしこジャパンでなくてはならない存在だ。
FW:藤野あおば(ふじの・あおば) 生年月日:2004年1月27日(20歳) 所属クラブ:日テレ・東京ヴェルディベレーザ 今季リーグ成績:21試合9得点6アシスト まだ20歳と若い藤野あおばも今後なでしこジャパンを支える選手になるだろう。いずれは海外でプレーし、再び日本女子代表を世界一に導く選手になれるかもしれない。2021/22シーズンに十文字高校から日テレ・東京ヴェルディベレーザに加入し、チームの中心選手として活躍している。 藤野は飛び級でU-20日本女子代表に選出され、2022年8月に行われたU-20女子ワールドカップに出場。チームは惜しくも準優勝となったものの、6試合に出場して3得点を挙げている。 なでしこジャパンデビューは2022年10月に行われたナイジェリア女子代表戦。2023FIFA女子ワールドカップにも選出され、グループリーグ第2戦のコスタリカ女子代表戦でゴールも記録した。この得点は、W杯において男女通じて日本代表選手の史上最年少記録(19歳180日)となった。 今季のWEリーグで藤野は得点ランキング3位タイとなる9ゴール。さらに6アシストもリーグ3位タイの記録だ。今季もキレキレのドリブルからチャンスを作り、抜群のシュートセンスでゴールを量産。バイタルエリア、ペナルティエリア内では最大限に自らの特徴を発揮する。まだ20歳と若いため、五輪でも活躍できれば、海外の強豪クラブへの移籍も見えてくるかもしれない。
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