四国4県の大規模停電、高齢女性2人が自宅で転倒
四国4県で9日夜に発生した大規模停電について、四国電力送配電は、本州と四国を結ぶ送電線で本州に送る電力が急増し、四国への電力供給力が不足したため、送電を自動停止する装置が作動したと発表した。本州に送る電力が急増した原因を引き続き調べる。
武藤経済産業相は11日の閣議後記者会見で、同社に対し、原因究明と再発防止策の報告を求めたことを明らかにした。
停電は9日午後8時20分頃に発生。最大で約36万5000戸が一時停電した。この影響で、徳島県内で高齢女性2人が自宅で転倒。命に別条はない。
同社によると、9日午後2時20分頃、岡山と四国を結ぶ送電線で起きたトラブルの復旧作業中、和歌山と四国を結ぶ送電線で本州に送る電力が急増したという。