冬は「床暖房のみ」で家の暖をとるというママ友。「エアコン」「こたつ」「ホットカーペット」を使用しているわが家より「電気代」は安いのでしょうか?
冬の寒さ対策は「床暖房」「エアコン」「こたつ」「ホットカーペット」などの暖房器具を複数使用するなど家庭によりさまざまです。使用する暖房器具によって電気代に差があるか気になる人もいるでしょう。 そこで今回は、部屋の広さ別に、1時間あたりの電気代を比較しました。自宅での防寒対策の参考にしてください。 ▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算
床暖房と各種暖房器具の電気代を比較
最も電気代が高いシーズンは冬季期間とされており、2023年度1~3月中の平均電気代は月1万5000円程度となるようです。暖房は冷房よりも電気代が高くなる傾向にあり、世帯人数や部屋の広さで電気代は変動します。
【部屋の広さ別】1時間あたりの電気代は?
暖房器具使用時の1時間あたりの電気代は「消費電力(ワット)÷1000×1時間×電気料金単価(円/キロワットアワー)」で計算できます。なお電気料金単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定める31円/キロワットアワーを使用します。 部屋の広さ別に1時間あたりの電気代を比較していきましょう。なお、料金は使用する電気製品などによっても異なる可能性があるため、あくまで参考程度にしてください。 ■6畳の部屋で各種暖房器具を使用した場合 6畳の部屋で各種暖房器具を使用した1時間あたりの電気代は、以下の表1の通りです。
※筆者作成 表1より、床暖房の消費電力は高く、6畳の部屋で電気代は1時間あたり約30円かかります。 一方、エアコンとこたつの両方を使用するケースでは電気代は1時間あたり約19円です。さらにホットカーペットを使用しても、約25円~27円で済むことが分かります。 ■10畳の部屋で各種暖房器具を使用した場合 10畳の部屋で各種暖房器具を使用した1時間あたりの電気代は、以下の表2の通りです。
※筆者作成 表2より、10畳の部屋での床暖房の電気代は1時間あたり約56円です。一方、エアコンとこたつの両方を使用した場合の電気代は1時間あたり約43円で、さらにホットカーペットも使用した場合は約50円~53円です。 6畳の部屋と同様に、床暖房のみの方がわずかに電気代は高くなる傾向があるようです。 ■16畳の部屋で各種暖房器具を使用した場合 16畳の部屋で各種暖房器具を使用した1時間あたりの電気代は、以下の表3の通りです。