中学生が地元企業のブース巡って仕事体験 みらいウオーカーズ【宇部】
宇部市内の中学2年生を対象とした職業体験イベント「みらいウオーカーズ★UBE」が2日、俵田体育館で始まった。販売、サービス、医療などの30社がブースを設置し、生徒たちは多種多様な仕事を体験している。3日まで。 地域に根差した企業の魅力を発信することで、就きたい仕事や就業の意義について考えるきっかけにしてもらおうと、市教育委員会が2021年から開催。2日間で市内の公・私立14校の約1350人が学校単位で参加する。 館内外に体験ブースを設置し、生徒たちが興味のあるブースを自由に回った。初日の午前は藤山、楠、黒石、宇部総合支援の合わせて約330人が訪れた。 1ブース20分程度の時間で、主だった仕事の一部を体験したり、担当者から業務の内容を聞いたりして、将来の就職への意欲を高めていた。 ときわ動物園では、獣医師の仕事として縫合を体験。日本航空では、手荷物タグの控えを入れるフグの形をした「ふぐエンベ」を作った。 北九州ニッスイ宇部工場のブースを訪れた関光太冴君(楠)は「かまぼこが好きなので来た。箱詰めをたくさんするのはすごいし、大変だなと思った。このような体験ができるのは、大人になるための準備として貴重だと感じた」と語った。