泉房穂氏 パパ活不倫元代議士と生放送バトル 裏金キックバック批判も「綺麗事はいくらでも」「正直に話せ」「現実考えて言論しろ」
宮沢博行元衆院議員が24日、カンテレ「ドっとコネクト」に出演。自民党の裏金問題に関して、元兵庫・明石市長の泉房穂氏と言い合いになる場面があった。 宮沢氏といえば23年12月、政治資金パーティーをめぐる派閥の裏金問題が勃発した際に、「しゃべるな、の一点張りですよ」と当時所属していた安倍派の幹部から口止めされたことを記者団に公然と話し、話題を呼んだ。今年4月には、週刊誌に「パパ活不倫」を報じられ、「記憶にございます」と事実関係を認め、議員辞職した。 キャスターの石井亮次から近況を聞かれると、「お詫び行脚を続けています。3カ月たっても終わりません」という宮沢氏。元NHKのジャーナリスト堀潤氏からは「こういう姿勢が説明責任と思う。拍手を送りたい」と称賛された。 しかし、石井から「きょう、しゃべっていただけますね?」と裏金問題について、包み隠さないことを確認されると、「ある程度は」と話し、「煮え切らない男やで」とツッコまれた。 その後、泉氏から「安倍派の5人衆の誰からどう言われたのか、背景に何があったのか。ご存じの部分をお話しいただいたらどうかと思いますけどね」と聞かれると、「しゃべれることとしゃべれないことがあります」と全面開示は拒否。「自分の信義の問題ということと、本当に知らないことがあります。幹部の中で、どういう話があったか、どういうタイミングだったのかということは、私には分からないです」と話した。 自身は派閥からのキックバックを約140万円受け取っていたことを認めているが、「まずいことやっているくらいの認識はあったんですか?」と聞かれ、「不記載でよい、と言われたときには、あれ?と思いました」と応じた。 「そこで立ち止まるべきだったのでは?」と迫る泉氏に「そこは本当に大いに反省すべきところなんですけど、これでずっとやってきたなら通るのかな?と」と素直に吐露。しかし泉氏は「それは思わないでしょ!失礼ですけど、そんなことは思わないと思います、政治家やっていて」と批判した。 宮沢氏は「組織の中にいると、そういうことも思うわけで、綺麗ごとで批判するのはいくらでも出来ますけど」と反駁すると、泉氏は「綺麗ごとじゃないですよ。本来の姿、法律ですよ」とド正論で返答。宮沢氏は「それはいろんな現実というものを考えて、言論をしていただきたい」と突き返した。 堀氏から普段から出所の不明なお金が自民党内で飛び交っていたという証言をぶつけると、宮沢氏は「そういうのはないですよ」と苦笑。泉氏は「広島でもそうだし、東京の柿沢未途さんもそうですけど、地方議員に見えない金が動いていたい現実がある。それを氷山の一角とするか、本当の例外と考えるかで大きな違い。知っておられるんだから、正直にしゃべりはったらええんとちゃいます?」と再び追及した。 しかし、宮沢氏は「先ほどから選挙の買収の話がごっちゃになっているんですけど、本当に、誤解を招くからちょっとやめていただきたい。それは本当に時代遅れ。選挙買収というのはないです」とキッパリ否定した。