IOCバッハ会長「今こそ五輪必要」 新年を前にあいさつ
【ロンドン時事】国際オリンピック委員会（IOC）のトーマス・バッハ会長が30日、新年に向けてメッセージ動画を公開した。 「戦争や紛争が増えている困難な時代にあって、今まで以上に五輪の価値が必要とされている。五輪は平和に競技を行い、世界を一つにまとめることができる唯一のイベントだ」と強調した。 バッハ会長は今夏のパリ五輪を「約50億人が関心を持ち、史上最も多くの人に支持された」と回顧。2025年6月に任期満了で退任することから、この時期の所感を述べるのは最後になる。「団結し、共に挑戦することで多くの複雑な課題を克服できた。後継者にも同じように連帯と友愛の精神を示してほしい」と呼び掛けた。
