和歌山・有田川町で発生した土砂崩れ 崩落しやすい「流れ盤構造」に岩盤劣化も誘因か 道路防災ドクターが現地調査
和歌山県有田川町で6日に発生した大規模な土砂崩れについて、県は現地調査の診断内容を公表しました。 県によりますと、現地調査は近畿地方整備局の道路防災ドクターが行いました。 道路防災ドクターの所感として、崩落した斜面は地層の傾斜方向と斜面の傾斜方向が一致する「流れ盤構造」であり、潜在的に道路への土砂崩れが起きやすい地質状況であるとしました。 また、長年の雨風による風化で岩盤が劣化し、斜面の上部で樹木が発達し割れ目に沿って根が入り込んで揺さぶり、雨水が浸透したことで土砂崩れが引き起こされたとしています。
ABCテレビ