初の試みとなる一都市3拠点体制。「コーンズ大阪 プレオウンドショールーム」をグランドオープン
コーンズ・モータースは7月14日、フェラーリの認定中古車「フェラーリ・アプルーブド」を扱う、「コーンズ大阪 プレオウンドショールーム」をグランドオープン。それに先立ち7月12日、メディア向けにお披露目を行った。 【画像】「フェラーリ・アプルーブド」を専門に取り扱うショールーム「コーンズ大阪 プレオウンドショールーム」(写真10点) これまで大阪では心斎橋の新車ショールーム、南港の中古車ショールーム&サービス拠点の2カ所体制でフェラーリを扱ってきたが、今回、中古車の機能を新たなショールームに移して、3カ所体制となった。なお一都市に3カ所設置するのは、同社では初の試みとなる。 心斎橋の新車ショールームは、2012年にオープン。当初は同じコーンズ・モータースが扱うフェラーリとベントレーが隣に並ぶ形となっていたが、2020~2021年にかけてベントレーが近所へ移転し、フェラーリのショールームを拡張していた。今回は、隣にある難波神社を挟んで反対側に建築された新築ビルの1階に、中古車用のショールームを新設した形だ。 新車販売の好調が続くフェラーリは、入手が容易ではない状況が続いている。また、オーダーメイドで申し込むこともあり、納車まで2年近くを有している。 こうした状況の中、この位置関係で設立するメリットは、例えば新車のコンフィギュレーションを行った後に徒歩で移動し、納車されるまで乗るフェラーリを、目の前で見て、触れてみて選び、すぐに乗り始めることができるという、両ショールームのシナジー効果だ。 コーンズ・モータースの林誠吾社長も、インターネットからの問い合わせが多い中古車のショールームを敢えて作る意味について、「お客様がフェラーリを実感できる場所です。経験豊富な気のいいスタッフも多いので、お越しいただいた方に喜んで頂きたい」と、リアルの重要性を強調する。 またこの日同席したフェラーリ・ジャパンのドナート・ロマニエッロ社長は、「フェラーリ・フォーエバー」というキーワードを挙げ、新車、中古車、そして購入後の保証プログラムも含めて、フェラーリをずっと楽しんでもらえるよう、「顧客満足度を上げていきたい」とコメント。カスタマーレーシングカーを含めた販売に期待を寄せた。 新築ビルとなり、いかにもハイエンドブランドの落ち着きと華やかさが漂うエントランスから入ると、7台を展示できるという延床面積294平方メートルのショールームが広がる。もちろん最新のCIで統一され、奥には商談スペースとラウンジも設置。落ち着いてフェラーリたちを吟味できそうな空間だ。 2012年当時、心斎橋に車のショールームはほとんどなく、フェラーリのショールームが登場したことを、当時取材に訪れた筆者は驚きをもって受け止めた。しかしその後、フォロワーを生み、この一角はハイエンドモデルだけでなく時計やファッション系のショールームが立ち並ぶようになった。 ロマニエッロ社長は、2020年にこの設立プランがキックオフしたと語っていて、既に4年前から次のステップを目指していたことになる。1976年以来、50年近くフェラーリを扱ってきたコーンズ・モータースの次の一手も見逃せないということになるだろう。 コーンズ大阪 プレオウンドショールーム オープン日:2024年7月14日(日) 所在地:〒541-0058 大阪市中央区南久宝寺町4-1-2 御堂筋ダイビル1F 営業時間:10:00~19:00(平日) 10:00~18:00(土日祝) 展示台数:最大7台 定休日:火曜日および年末年始 TEL:06-6121-6111 店舗責任者:田中圭三 延床面積:294平方メートル 文:平井大介 写真:コーンズ・モータース Words: Daisuke HIRAI Photography: Cornes Motors
Octane Japan 編集部