サンロイヤルホテルへの出資を続けるかどうかは「現在の役割や移転計画を踏まえ慎重に検討」三セクの県
鹿児島県は19日、鹿児島サンロイヤルホテルの移転が実現した場合に県の出資を続けるか問われ、「ホテルが現在果たしている役割や移転新築計画の内容を踏まえて、慎重に検討する必要がある」との認識を示した。県議会代表質問で答えた。 鹿児島港本港区・住吉町15番街区「MICEに利用」塩田知事、サンロイヤルホテル要望内容は「コンセプトに合致」 事業者は公募へ
長島和広総合政策部長は、ホテルがコンベンション施設や国内外のスポーツ合宿で利用されている現状を説明し、「県全体の観光振興の一翼を担っている」と述べた。 ホテルは8月、建物の老朽化のため、鹿児島港本港区の住吉町15番街区(県有地)への移転新築を希望すると発表。運営する鹿児島国際観光は、県や鹿児島市などが出資して立ち上げた第三セクターで、県はホテルがある与次郎ケ浜地区の観光開発を推進するために出資したとしている。
南日本新聞 | 鹿児島