ヤンキース・ジャッジが復調の兆しとなる適時打 ボルペの逆転満塁弾に「1スイングで流れは変えられる」
ワールドシリーズ第4戦(ヤンキース11―4ドジャース、ドジャース3勝1敗、29日、ニューヨーク)米大リーグのワールドシリーズ(WS=7回戦制)はヤンキースタジアムで第4戦が行われ、ヤンキースは11―4で勝ち1勝3敗とした。アーロン・ジャッジ外野手(32)が八回1死二塁で左前適時打を放ちWS初打点。第1戦以来となる安打で復活の兆しを見せた。 主将を担うジャッジは三回にボルペが放った逆転満塁本塁打に「インクレディブル。彼がいいエネルギーをチームに運んでくれた。三走だったから特別な景色で打球の行方を見ることができた。1スイングで試合の流れは変えられる」とジーターの後継者と呼ばれる若き才能を称賛した。 第3戦まで得点機を逸する場面が多かったヤンキース。本拠地での一発に空気が一変し「もちろん勢いがチームにきた。相手も手ごわいチーム。集中力を失わずにやるべきことができた試合だった。自分たちのプレーを続けることが大事。シリーズがどんな状況であれまずは目の前の1試合を勝つことが大事だ」を自身やナインにいい聞かせるように息を吐いた。 WSでのスイープは免れた。「間違いなく大きな意味をもたらした日になった。まだチームにはやることがたくさんある」と本拠地最終戦となる第5戦を見据えた。