路面電車型「神都バス」登場 大阪・堺でバスまつり
運転士が乗り込んだ路線バスの旧運転席も即売
北大阪在住の高3男子はバスのハンドルを購入後、他のブースで、運転士が操作するウインカーとワイパーのコンビネーションスイッチを発見。「ハンドルに合いそう」とひらめき、手に入れた。 ものごころがついたころから、バスが好きだった。大学へ進学する予定だが、将来の就職先は決めている。「地元のバス会社一本に絞っている。入社試験に合格するまで受け続けます。ずっと運転士をして暮らしていきたい」と話す。バスひと筋の人生だ。
即売コーナーで子どもたちがハンドルを回して遊ぶ運転席を見つけた。おもちゃではない。路線バスの運転士が乗り込んでいた本当の運転席だ。価格は2万5000円。2台持ち込んだが、2時間あまりで1台売れたという。会場には残暑に加え、バスファンの熱気が満ちていた。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)