中垣征一郎氏が株式会社斎藤佑樹とパートナーシップ契約締結 ダルビッシュ有、大谷翔平らサポートの「世界のNAKAGAKI」
元日本ハム投手の斎藤佑樹氏(36)が代表取締役を務める株式会社斎藤佑樹は、1日から前オリックス巡回ヘッドコーチの中垣征一郎氏(54)とパートナーシップ契約を締結したことを発表した。 中垣氏はフィジカル、トレーニングと運動技術の専門家で、筑波大では中距離の選手として活躍。1997年からは米ユタ大大学院に留学し、運動学を学ぶ中でメッツの臨時トレーナーを務めた。2004年からは日本ハムのチーフトレーナーを務め、2012年にはレンジャーズ入りするダルビッシュ有投手の強い要望で、専属トレーナーとして渡米した。 2013年からはトレーニングコーチとして日本ハムに復帰。斎藤氏のリハビリなどを担当したことから、深く濃い関係が築かれた。2017年から2年間、パドレスの応用科学スポーツ科学部長を務め、2019年にオリックスに入団。2021年からは巡回ヘッドコーチの大役を担い、3連覇に貢献するなど選手たちのパフォーマンス向上に心血を注いできた。今季限りで退団したが、このほど斎藤氏と8年ぶりにタッグを結成。同社では「世界のNAKAGAKI」とも呼ばれる中垣氏の卓越した知見を生かした今後の活動と、新たなビジネスをサポートしていく。 【斎藤佑樹氏コメント】 私が野球人生で最もお世話になった方のひとりである中垣征一郎さんと、パートナーシップ契約を結びました。 中垣さんはファイターズ時代に4年間、なかでも怪我のリハビリが必要な期間に、コーチとして僕を支えてくださいました。ダルビッシュ有選手や大谷翔平選手をはじめ、日米の球団でさまざまな選手と向き合い、また野球以外でも数多くのアスリートをサポートしてきた実績をお持ちです。近年はオリックスバファローズの巡回ヘッドコーチを務め、3連覇にも大きく貢献されました。 中垣さんの指導を受け、彼のコーチングを知る者として、「彼の指導方法を世の中のたくさんの指導者に共有したい」という気持ちがあります。今シーズン限りでバファローズを退団され、中垣さんが次のキャリアを歩むにあたり、そのスペシャリティを多くの人のために活かす機会を創出できるよう、微力ではありますが協力させていただきたいと思いました。そこで生まれる新たな出会いや試行錯誤から、私自身も成長させていただきたいと考えています。 【中垣征一郎氏コメント】 子供の頃に夢見たプロ野球やメジャーリーグで30年近くの長きにわたりさまざまな経験を積んできました。その経験や知見を多くの方々と分かち合いたいと思っていたところ、斎藤佑樹さんからパートナーシップのお話をいただきました。 斎藤さんとは、北海道日本ハムファイターズで4年間チームメートとして共に時間を過ごし、肩のリハビリからはじまり親交を深めました。しかし、当時の私の力不足もあり、野球選手としての斎藤佑樹が望むステージに十分なサポートを提供することはできませんでした。 それから8年の時を経て、新たなステージでまた2人で力を合わせることとなりました。スポーツの素晴らしさを多くの方々と共有し、感動や学びの機会をたくさんつくっていきたいと思っています。
報知新聞社