【韓国】LGエナジーと米社、ESS供給契約を締結
韓国バッテリー大手のLGエナジーソリューションは14日、米国法人のLGエナジーソリューション・バーテックと米再生可能エネルギー企業のテラジェンが、最大8ギガワット時規模のエネルギー貯蔵装置(ESS)供給契約を締結したと発表した。 LGエナジーソリューション・バーテックは2026年から4年間、テラジェンにESSを供給する。8ギガワット時は、1日に約80万世帯(4人基準)以上が使用できる電力量となる。契約金額は非公開だが、コンテナ価格を1キロワット当たり170米ドル(約2万6,500円)~190米ドルと仮定すると、2兆ウォン(約2,216億円)規模となる。 供給するのは高容量リン酸鉄リチウム(LFP)ロングセル「JF2セル」が適用されたコンテナ型モジュール製品で、全量が北米で生産される予定だ。また、バッテリーなどのハードウエアとともに、クラウド基盤でESS性能を分析して全体のデータをリアルタイムでモニタリングできるソフトウエアも供給する。 LGエナジーは22年にNECの米子会社で企業向け蓄電システムを手がけるNECエナジーソリューションズの全株式を取得し、LGエナジーソリューション・バーテックを発足した。今回の受注は発足後で最大規模となる。