【ラグビー】濱野隼大 23歳が代表初キャップ「夢が叶って嬉しい」 27年W杯へ「スピードで相手を抜き去りたい」
◇アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024 決勝 日本代表41ー17 フィジー代表(21日、花園ラグビー場) 【画像】ボールを抱え険しい表情のラグビー日本代表エディー・ジョーンズHC 世界ランキング10位のフィジーと対戦した同13位の日本。 日本はパシフィックネーションズカップ(PNC)3試合を戦い、キック成功率100%を記録している李承信選手のペナルティーゴールで3点を先制すると、さらに前半20分、自陣でボールを持ったセンターのディラン・ライリー選手がパスフェイントでディフェンス3人を一気にかわし、自らキックしたボールを拾う華麗なプレーで代表5試合連続トライ。格上相手に日本はリードを奪います。 しかし、同点で迎えた後半に4つのトライを奪われるなど、ディフェンスが機能せず17対41で敗れ、準優勝となりました。 昨年のW杯ベスト8進出のフィジーにダブルスコア以上の完敗を喫した日本ですが「自分の仕事は新しいスコッドを形成し、次の世代の選手たちを輩出すること」と語るエディー・ジョーンズHCは今大会、2027年W杯に向けて若手を積極的に起用。今試合では今月5日に追加招集されたコベルコ神戸スティーラーズ所属、23歳の濱野隼大選手が初キャップを獲得しました。 濱野選手は後半12分にキャプテンの立川理道選手と交代し、フルバックのポジションへ。「初キャップを取れたのは嬉しいですけど、勝ちを目指していたので最後フィジーのやりたいことをやられてしまって悔しい。ボールタッチを増やして僕の強みであるランをもう少し出せたらよかったが、ディフェンスのコネクションの部分は周りの選手と取れました」と代表デビュー戦を振り返りました。 「小さい頃から日本代表になりたいと思ってラグビーをやっていたので夢が叶って嬉しい」と話す濱野選手は「大きい目標は2027年W杯出場。自分の強みはスピードとランだと思うので、福岡堅樹さんのようにスピードで相手を抜き去って行くような選手になれるようにもっとスピードを上げていきたい。昨日の自分より上手くなれるように今は目の前の試合や練習を大事にしていく」と目標のW杯出場へ向け、レベルアップを誓いました。