詐欺被害者と詐欺師が同盟を組む!?振り込め詐欺事件をモチーフにした『市民捜査官ドッキ』公開決定
2016年に起きた振り込め詐欺事件をモチーフにした韓国映画『市民捜査官ドッキ』が12月13日(金)に公開されることが決定。併せて、ポスタービジュアルが解禁となった。 【写真を見る】振り込め詐欺で全てを奪われた一般市民ドッキが仲間と共に詐欺組織に立ち向かう! 振り込め詐欺に遭った一般市民ドッキのもとに、詐欺組織のメンバーから警察へ通報してほしいとSOSが出されることで始まる本作。詐欺被害に遭い、全財産を失うという絶望のなかでも自身の状況を積極的に乗り越えようとするドッキ役を『高速道路家族』(22)のベテラン、ラ・ミランが演じる。また、ドッキに振り込め詐欺を密告する詐欺組織の一員ジェミン役で『エクストリーム・ジョブ』(19)の末っ子刑事役をはじめ、俳優としても活躍するアイドル出身のコンミョンが参加するなど豪華実力派キャストが集結した。 韓国で2006年に初の事例が発生して以来、次第に高度化する手口で市民を脅かす振り込め詐欺犯罪。詐欺被害者と詐欺師が特別同盟を結ぶという奇抜なスタートの幕開けが先の読めない展開への好奇心を刺激する。さらに、韓国と中国の青島(チンタオ)を舞台に個性豊かな市民たちが警察顔負けのダイナミックな追跡劇が繰り広げながら、大勢の観客に共感と慰め、そして爽快感を与えてくれる。 ポスタービジュアルでは、振り込め詐欺に遭った主人公ドッキがただならぬ様子で疾走する姿と、その後ろに印象的に挿入された「詐欺師からのSOS」というワードが目を引き、ごく普通の一般市民と詐欺師が手を組むことで始まる予測不能の展開を期待させ、好奇心を掻き立てるビジュアルとなっている。 警察も諦めた詐欺事件に、全てを奪われたドッキが立ち向かう『市民捜査官ドッキ』。それぞれが特技を持つ心強い同僚たちとの共闘にも注目しながら、詐欺組織との攻防の行方を見守りたい。 文/平尾嘉浩