仕事から帰ってきて部屋が暑いのが嫌なので、24時間ずっと「エアコン」をつけっぱなしです。1ヶ月で電気代はどのくらいになりますか?「8・9月の補助金」でいくら安くなるでしょうか?
今年も猛烈な暑さに見舞われている日本列島。夕方や夜になっても気温が下がらず、帰宅時も厳しい暑さにさらされます。家についた際に少しでも快適なように、電気代が高くなっても、エアコンをずっとつけっぱなしにして外出したいという人もいるのではないでしょうか。 そこで、本記事では1ヶ月間エアコンの冷房をつけっぱなしにしている場合、電気代はいくらかかるのかを解説します。また8月~10月に限定して行われる政府の電気代時補助でどのくらい電気代が節約になるのかについても試算しますので、エアコンの電気代が気になる人はぜひ参考にしてみてください。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンを24時間ずっとつけっぱなしにしたときの電気代
エアコンの冷房を24時間つけっぱなしにした場合、いくら電気代がかかるのかを計算してみましょう。1時間あたりのエアコンの電気代は、消費電力(キロワット)×電気代単価(円)で計算します。 公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会によると、電力料金の目安単価は税込みで、31円/キロワットアワー(令和4年7月22日改定)です。日立製作所のエアコン「RAS-X22M」を使用していると仮定すると、エアコンの冷房の消費電力は400ワット(0.4キロワット)となるため、1時間の電気代は以下の計算式で求められます。 0.4キロワット×31円=12.4円 1時間あたり12.4円の電気代がかかります。またエアコンを24時間使用すると 12.4円×24時間=297.6円となります。 さらに1ヶ月間冷房をつけっぱなしにした場合は、297.6円×30日=8928円で約9000円の電気代がかかることになります。1ヶ月のエアコン分だけで約1万円近くの電気代がかかることを考慮すると、生活への負担は大きいといえます。
政府の電気代補助で電気料金はどのくらい安くなる?
政府は電気・ガス料金支援施策において、2024年8月と9月は4円/kWhの補助を表明しています。この補助で電気代はどのくらい変わるのかを計算してみましょう。 前述のように、日立製作所のエアコン「RAS-X22M」を使用していると仮定すると、0.4キロワット×4円=1.6円で1時間あたりは1.6円安くなります。 さらに24時間に換算すると1.6(円)×24(時間)=38.4円、1ヶ月冷房をつけたままにした場合は38.4(円)×30(日)=1152円という計算となり、1ヶ月で1200円ほど負担が軽減されます。なお2024年10月使用分は2.5円/kWhの補助となります。