震災を体験した会社が生んだ、コンパクトな防災セット。【今日の逸品】
防災セット《ザ・セカンド・エイド》
カーサ ブルータスの人気企画「10選」シリーズから、こだわりの逸品をジャンルレスに日替わりでご紹介します。 【フォトギャラリーを見る】 東日本大震災のときもっとも大きな被害を被った宮城県では、県民の87%が在宅避難を余儀なくされ、水道の復旧には203日間を要した。宮城県仙台市に本社を構える〈高進商事〉は、自らの経験を生かし、防災セット《ザ・セカンド・エイド》を開発。食糧は離乳食期の乳幼児から高齢者まで幅広く食べられるよう、柔らかくて腹持ちの良いさつまいもの甘煮と飲み切りタイプの水を用意。とっさの対処の仕方や道具の作り方など災害時に役立つ情報をまとめたブックはイラスト付きで非常にわかりやすい。白地に赤が印象的なパッケージデザインも秀逸で、D&ADやRed Dot Awardなどの海外デザイン賞を受賞している。 公式サイト
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