「私には “ 自己肯定感 ” なんて存在しないんです」絶対服従する妻に、モラハラ夫が怒る「3つの心理」とは?
なんとなく夫のいうことがおかしいと気づき始めた
「夫は私に対して、機嫌のいい時はとても優しい人なのです。でもいざ機嫌が悪くなるといつも、私の電話やLINEをブロックし、私を不安に陥れます。 その機嫌が悪くなる原因と言っても、夫が買い物に行くぞと言ったことに対して『今日は疲れているから家にいたい』と、私が夫の言うことに対してYESと言わなかっただけなのです。 ですからどんなに疲れていても、他に用事があっても、夫の言うことに対しては全てYESと言わないといけないのです。 でも機嫌が悪くなるのはそれだけではありません。夫が私に話しかけようとした時に、電話がかかってきて対応していた、それだけで「俺の大切な時間を奪った」と怒り出します。 友達から久々に電話で話をする時があったのですが「夫が来たから電話を切るね」と言っことで、「Sちゃん、なんでそんなに旦那さんに気を使うの? 電話をすることはSちゃんの自由だよ」と言われたことで自分の環境はおかしいと思うきっかけになりました。」 モラハラ夫が自分の言うことを聞かない妻に対して怒り出すのは、3つの心理的要因があります。 【モラハラ夫が怒る3つの心理的要因】 1. モラハラ夫は支配欲が強く、自分の思い通りに物事が進まないとストレスを感じます。 この支配欲は、自己肯定感の低さや過去のトラウマから来ていることが多く、妻をコントロールすることで自分が価値のある人間だと思い込むのです。 2.モラハラ夫は、妻が自分の指示に従わないことを、自分への挑戦や否定と感じるのです。 自分がバカにされていると感じることで、怒りや攻撃的な態度を妻に取ります。 3.モラハラ夫は他人の感情や視点に共感する能力が低く、思い通りにならないと怒りを感じます。 相手の立場に立って考えることが難しいため、自分の欲求が満たされないと怒り出すのです。 ▶この記事のつづき【後編】を読む▶ 『「毒親育ち」だと、夫からも「モラハラ」されやすい? 最近まで、被害者という自覚がなかった「洗脳」の怖さ』
モラハラ/HSP専門カウンセラー 麻野祐香