デニムジャケット、この秋どう着る?敏腕スタイリストたちが“今の気分”なコーデを伝授!
多方面で活躍する人気スタイリストたちがこの秋に着たいデニムジャケットと、そのコーディネイトを披露してくれた。 ▶︎すべての写真を見る パーソナルな好みや気分をダイレクトに投影したリアルスタイルは、今までにない新鮮さを放つ。
「あえてメイン使いせず名脇役として起用する」
「Gジャンは男女共通の人気定番アイテム。私がよくレディス向けに提案するのは、カーディガンやシャツ感覚でミドラーに投入して、その上からオーバーサイズのコートをバサッと羽織るレイヤード使い。 しっかり色落ちしたデニムだとボヤけた印象になりやすいので、見た目が引き締まる濃紺を選ぶのがオススメです。
ラフになりすぎないようスラックス&革靴を合わせましたが、すべてキレイめでまとめず、ヴィンテージライクな小物でハズシを効かせるとグッとこなれ感が出ます。
このままパンツもデニムで揃えて、セットアップスタイルで実践するのも素敵ですよ」。
石関靖子さん スタイリスト歴26年。「デニムはスタンダードである半面、如実に流行が表れるアイテム。けれどトレンド感のあるタイプばかり着ていると、またオーセンティックなものに戻りたくなる」。
「ずっと変わらない定番を合わせ方で今っぽく」
「トレンドに応じて服装をアップデートする方もいれば、流行に関係なくスタイルを貫きたい方もいる。 僕は後者ですが、ずっと変わらないデニムって意外と少なく、永遠の定番と思われているモデルでも時代時代でマイナーチェンジされています。 だけどA.P.C.のGジャンは本当に昔のままで、自分にとって理想的な一着。
とはいえ、ここに白Tシャツでは新鮮味がないので、可愛げのあるピンクをチョイス。足元もスニーカーでなく、かといって王道の革靴ほど堅苦しくないモデルを選びました。 というように、合わせるアイテムで今の感覚をちょい足しするのが僕流です」。
片貝 俊さん スタイリスト歴15年。「自分にとってデニムとは?そんなことすらも意識したことがないほど身近で当たり前の存在。それくらい何も考えずに付き合えて、合わせやすいところが魅力なのかも」。