新春浅草歌舞伎、フレッシュな歌舞伎役者7人が鏡開き…新座頭の中村橋之助「皆さま方の明日の励みになるような、いい芝居を」
歌舞伎界の次代を担う若手花形俳優が大役に挑む公演「新春浅草歌舞伎」が2日、東京・浅草公会堂で初日の幕を開けた。開演前に恒例の鏡開きを行い、10~20代のフレッシュな7人が詰めかけたファンを前にあいさつした。 今年の公演では尾上松也(39)らが卒業。メンバーが大幅に入れ替わり、装いを新たに「絵本太功記 尼ヶ崎閑居の場」「棒しばり」などの演目を上演する。鏡開きも、中村鷹之資(25)、中村玉太郎(25)、市川染五郎(19)、尾上左近(19)の4人が初参加となった。 新たな座頭(リーダー)となった中村橋之助(29)は「お兄さんたちの代はたくさんの人たちが来てたけど、僕たちの代になって全然スカスカだったらどうしようってすごく心配したんですけども、一番早い方は朝8時からいらっしゃってくださったそうで本当にありがとうございます」と感謝を伝えた。 続けて「そんな皆さま方の応援を力に私ども7人、皆さま方の明日の励みになるような、いい芝居ができるように一生懸命に一つずつ役に向き合ってまいりたいと思います」と決意を示した。公演は26日まで。
中日スポーツ