下総中山駅北口の「食堂Ao.」が1周年 おでんと鮮魚を主軸に
JR下総中山駅北口から徒歩1分の場所にある「食堂Ao.(あお)」(船橋市本中山2)が12月4日で1周年を迎えた。(船橋経済新聞) 【写真】旬の刺し身の「げた盛り」 同店を営むのは、京都の料理店で修業した青山啓汰さんと老舗和菓子店で修業した菜々美さん夫婦。以前に東西線・原木中山駅近くの店舗で、昼だけ間借りして「キッチンあお」を開いていたが、「自分たちの店を構える」という夢をかなえ、1年前、同店を開いた。 店主の啓汰さんが「誰もが気軽にくつろげるよう内装を明るい雰囲気にした」と話す店内は、ゆったりとしたスペースに、カウンター10席、テーブル席10席、小上がり10席の計30席を備える。 青山さんの一押しは、おでんと新鮮な魚。「食堂Ao.の日替わり定食」は、シマアジやトロサバのレアカツ、ハムカツ、アラ煮付けなど「選べるメイン」から一品を選び、そこにおでん4種と日替わり小鉢が付く。 日替わり定食は、選んだメイン料理により料金が異なり、「愛媛極上シマアジのレアカツ」(1,800円)、「天然魚のユッケ」(1,350円)、「トロ鯖(サバ)の塩焼き」(1,300円)、「鶏の唐揚げ」(1,200円)など。「米にこだわっている」というご飯はお代わり無料で、ソフトドリンクが付く。 「一品料理のお薦めは刺し身。旬の魚を買い付けて盛り付けている」と話す「げた盛り」(2,000円)は「げた」(=木製の台)に彩り豊かな刺身を盛って提供する。「『おでんの6種盛り』(950円)も人気」と話し、「うちのは特に大きい」という大根はだしがあめ色にしみ、ユズコショウを添えて提供する。 ドリンクも幅広くそろえ、クラフトビールは静岡県の醸造所「ベアードブルーイング」から取り寄せ、軽めの味としっかりとした味の2種類を用意。日本酒には特に力を入れ、「今日は9種類だが、これまで50種類以上扱ってきた」と話す。おでんを扱う同店ならではの「おでんのだしで割った日本酒」や、手作りのユズ酒、モモ酒、生搾り酎ハイなど幅広く取りそろえる。 子ども連れの客にも配慮し、唐揚げ、おでん、ご飯、ミニサラダ、セットドリンクが付いた「お子さまセット」(500円)も用意する。 青山さんは「お客さまに元気になってもらえたら何よりうれしい。『街の人気者になろう』という京都で働いていた頃の師匠の言葉を胸に、もっとたくさんの人が集まってもらえるような場所にしていきたい」と話す。 営業時間は、11時~14時30分、17時30分~22時。
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