どんなバイクか説明できる? 古いバイクで度々目にする「レストア済み」の意味
オーバーホールとは違う!?レストアの意味とは
古いバイクの販売スペックでよく目にするのがレストアという文字。購入以外でも愛車をレストアするという言葉で使われたりします。 【画像】古いバイクで度々見かけるレストア車の意味を画像で見る(10枚) そんなレストアという言葉はどういった意味や状態なのでしょうか。またレストアに関してはトラブルを耳にすることがありますが、その内容や問題点についても紹介します。
バイクだけでなく、クルマも含めて旧車でよく目にするのが、レストアという言葉。販売車両であれば「レストア済み」。バイクが古くなってきたら「今度、レストアをする」などという形で使われる言葉です。 そんなレストアはレストレーションを略にしたもので、「元に戻す」という意味の言葉。ちなみにレストランのレストも同様で、空腹を元に戻すということに由来しています。 つまり新車の状態に戻してやるのがレストアということ。同じような意味の言葉でオーバーホールがありますが、こちらは機能部分を元に戻すという意味が強い印象。ただ、厳密な使い分けはなく、意味的には重複している場合も見受けられる言葉です。
レストアで実際に行なう作業とは?
レストアは元に戻すという意味なので、車体全体で言えば、可能な限り新品パーツを使用して、手に入らないものはオーバーホールして機能を元に戻すだけでなく、見た目もできるだけ新品同様にしていきます。 たとえば塗装は剥離してサビを落とすか、状態に問題がなければ現在の塗装を下地として整えて再塗装したり、メッキパーツも再メッキをかけたりして復活させます。この際、仕上がりにこだわる場合は塗装の色味であったり、メッキの風合いは新車時と同じになるようにしていきます。 エンジンやミッションはもちろんすべて分解。汚れはサンドブラストをかけたり、洗浄剤で洗って完全に除去。こちらも不具合がある部分は可能な限り新品を使用したり、ない場合は加工や新規制作をして対応します。 電気系も同様で新品が手に入らなければ引き直しをしたりします。