横浜流星、ファンの前で「べらぼう」幕開けを熱く宣言「これから1年皆さまに愛していただけるように全力を尽くします」
NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜後8・0)の放送初回を迎えた5日、東京・台東区の浅草ビューホテルでキャスト陣がトークショーに臨んだ。物語の舞台となった台東区に降臨した主演俳優、横浜流星(28)は「新たな大河ドラマが完成したなという気持ち」と感慨深げ。パブリックビューイング(PV)も行われ、1年に及ぶ大作の幕が開けた。 【写真】花魁姿の綾瀬はるか。語り手としての声だけでなく芝居でも大河を彩る 「作品が完成し無事に届けられるのは当たり前のことではないので安堵(あんど)しております」。見終わったばかりの観客に万雷の拍手で迎えられた横浜は、柔らかな笑顔を浮かべた。 初回放送を直後に控えた5日午後7時過ぎ、横浜は自身が演じる主人公・蔦屋重三郎の幼なじみで伝説の花魁(おいらん)・花の井役の小芝風花(27)、義兄役の中村蒼(33)らとトークショーに出席。蔦重の生まれ育った吉原は現在の台東区にあり、ゆかりの人々の史跡が残っていることから〝故郷凱旋(がいせん)〟となった。 同作は「世界の中心で、愛をさけぶ」やNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」で知られる森下佳子氏の脚本で、大河ドラマ初の江戸時代中期が舞台。浮世絵師の喜多川歌麿らを見いだし、東洲斎写楽を世に送り出した蔦屋重三郎の人生を描く。昨年6月に京都でクランクインした。 この日のイベントはプレトークショー、初回放送パブリックビューイング、アフタートークに分かれており応募総数1万3000人の中から18倍を突破した幸運な700人が参加。 ファンの熱い視線を浴びた座長は「これから1年皆さまに愛して頂けるようにキャスト、スタッフ一同全力を尽くします」とキッパリ。作品については「新たな大河ドラマが完成したなという気持ち。合戦はないけど、商売の戦いが繰り広げられますし吉原の光と影を包み隠さず描いている」と力強くPRした。 さらに横浜は、2014年に放送されたテレビ朝日系「烈車戦隊トッキュウジャー」でヒカリ/トッキュウ4号役を演じており、「いまと全然心構えは違うんですが、1年間作品と向き合うことは戦隊ものをやっていたときにあって。そこで芝居の楽しさを知り、この世界で生きていこうと決めた。しかもその戦隊ものの担当カラーが緑で、今回蔦重も緑がベース。そういうところも縁感じて、初心に帰れるし、身が引き締まる」と深い縁に感謝した。 午後5時からスタートしたプレトークショーには横浜以外のメンバーが参加。小芝は昨年末に所属事務所、オスカープロモーションを退所し、今年1月から大手芸能事務所、トップコートへの所属を発表して以降、初の公の場。爽やかなワンピース姿で「この地に住んでいた人の物語なので、この土地で皆さんに見ていただけるのはうれしい」と感激していた。